2011年09月17日

「世界一大きな問題のシンプルな解き方」読み終えて

世界一大きな問題のシンプルな解き方

世界一大きな問題のシンプルな解き方
著者:ポール・ポラック
価格:2,310円(税込、送料込)
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貧困はなぜ起こるか,過去にどのようなアプローチがあり,その何が失敗だったか,そして,どのようにすれば解決するか,適度な数の例が挙げられていて,分かりやすい本.著者の実際の経験を通して,学んだこと,得られたこと,実践して成功した例などがあり,内容は充実していると思う.



2006年に,ネクストマーケットという本を読み,貧困層に対して,ビジネスの視点からアプローチする方法,及びそこにどれだけの市場が隠れているかという例を知った.この本では,このネクストマーケットで挙げられている本の内容も取り出し,それだけでは不十分だと言った.大事なのは,「他にも適用できるか」そして,「継続可能か」.この視点はビジネスにおいて良く意識することだし,それでも後回しにされて目先の利益ばかりが追われている現実があると思う.


著者は言います.なぜ,貧困に関わろうとする人たちは実際に現地の様子をみないのかと.
これは,「裸でも生きる」の著者山口絵理子さんも言われていた点でした.現場を知らない人たちが政策を決定する世の中.うまくいかないと経験から分かってて,なぜ繰り返されるのでしょう.
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ラベル:Book peace 貧困
posted by maplewine at 09:07| Comment(0) | TrackBack(0) | book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする