2008年08月08日

ルポ貧困大国アメリカ (岩波新書 新赤版 1112)

ルポ貧困大国アメリカ (岩波新書 新赤版 1112)
ルポ貧困大国アメリカ (岩波新書 新赤版 1112) 
堤 未果

アメリカの現状を日本に住んでいる私たちが読むことは大事だと思いました。
戦後から、『アメリカを見習え』と唱える人たちはたくさんいましたが、
本当にアメリカの悪い部分も知って、きちんと学んだ上で発言したほうがよいのでは
ないでしょうか。知っていることも知らないこともたくさんあったけど、
印象に残ったことをいくつか書きます。

現在のアメリカでは、栄養補助食品として、毎日サプリメントを摂取する人口が約6000万人います。
ある一人の女性の夫の例で、胸を押さえて倒れ、下された診断は
『コエンザイム・ピルの過剰摂取』
彼らをそのように走らせているのは『メディア』です。
メディアから流れてくる情報は私たちアメリカ人を強迫観念に走らせるのです。
もっと稼がなければ、もっと脂肪を落とさねば、時間の流れに逆らって老いに追いつかれないように
しなければ。海の向こうに敵がいると言われれば、最新式の武器を用意して、攻撃される前にこっちから
やらなければ、という具合にです。


『あれはごく一部の例外でしょう。ほとんどのリクルーターは非常に熱心かつ優秀で愛国心に
あふれていますよ』
(兵士のスカウトで誇張した表現が使われている盗撮映像が流されたことに対しての回答)

『公的サービス共同支援』という機関で、インターネットで全米の
大学生にアンケート調査を実施した。
その結果、彼らの多くが 9・11同時多発テロの年に入学しているにもかかわらず、
一番怖いものがテロ攻撃だと答えたのはわずか13.4%、31.2%が
『仕事が見つからないこと』、32.4%が『これ以上借金が増えること』
だと答えた。

国内では、経済的状況を含む個人情報が
本人の知らないところで派遣会社に渡り、その結果、
生活費のために戦地での勤務に就き死亡する国民の数も急増する
一方だ。彼らの動機は愛国心や国際貢献といったものとは
無縁であるとみなさらえるため、戦死して英雄と呼ばれる兵士達と
違い、むしろ『自己責任』という言葉で表現される。

『もはや徴兵制など必要ないのです。』
『政府は格差を拡大する政策を次々に打ち出すだけでいいのです。
経済的に追い詰められた国民は、黙っていてもイデオロギーの
ためではなく生活苦から戦争に行ってくれますから。
ある者は兵士として、またある者は戦争請負会社の派遣社員として、
巨大な利益を生み出す戦争ビジネスを支えてくれるのです。』


posted by maplewine at 13:29| Comment(0) | TrackBack(0) | Peace | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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