以下、wikipedia より。
俗称としてアイヒマン実験（アイヒマンテスト）とも呼ばれる。簡単にかけば、
アイヒマン実験とは、アメリカ、イェール大学の心理学者、
スタンリー・ミルグラム（Stanley Milgram）によって、
1963年にアメリカの社会心理学会誌『Journal of Abnormal and Social Psychology』に
投稿された、権威者の指示に従う人間の心理状況を実験したものである。
この実験は、ナチス・ドイツのユダヤ人虐殺の責任者である
アドルフ・アイヒマンの裁判の翌年（1961年）に、
「アイヒマンとその他虐殺に加わった人達は、単に上の指示に従っただけ
なのかどうか?」という質問に答えるために、ミルグラムによって始められた。
人間は、それが行ってはいけない行為だと分かっていても
指示があれば従ってしまうのかどうかということを実験で試したと言える。
この実験の恐ろしいところは、試した実験が『人を殺す』という行為にある。
命令をするもの『教授』と電流を流す『実行者』、
電流を浴びる『被験者』がいる。
『被験者』が何かミスをする度に『教授』が命令し、『実行者』は
流す電流の力を強めていく。『実行者』がどの時点でやめるかという
実験だった。
実は、『教授』と『被験者』は演技であり、『実行者』のみ
実験対象とされていて、この実験の目的は内緒にされている。
結果は、40人中25人が死ぬ可能性のある危険レベルまで
電流レベルをあげたという結果が出た。
つまり、かなりの人々が命令されればそれに従うということだ。
この実験の妥当性は怪しい部分もあるのかもしれないが、
それよりも内容自体に多くの批判が投げられている。
立ち止まって一度考える癖をつけないと、
言われたとおりに動いているだけじゃどこかで取り返しのつかないミスを
犯す可能性があるのではないだろうか。
