私は『三里塚闘争』という言葉は知りませんでした。いえ、聞いたかもしれませんが覚えていませんでした。
ただ、小・中学校のときに、成田空港の建設に対して起きた大きな運動と、生存権や環境権、公共の福祉と絡めて習った記憶はあります。
さて、なぜいまこの話題なのかといいますと、2010年02月号のDAYS JAPAN にこの写真が特集されていたからです。
写真と文章は福島菊次郎さんによるものです。
この闘争、死者が出ています。逮捕者は2600名もでています。この闘争が残したものは何だったのでしょうか。女性も子供も抗議集会に参加していました。そこに機動隊は1000発以上の新型ガス弾を発射したとのこと。さらには野戦病院も襲撃され、支援者の型が至近距離から頭部を直撃され死亡と記事にあります。
この記事の最後に、こう書かれています。
学生運動弾圧の首魁は当時の警察官僚で、鳩山内閣の現金融・郵政担当相となっている亀井静香氏だった。
あの人にもう少し自分の意見の押し付けばかりでなく、人間らしい面を見せてほしいと思います。
話は変わりますが、私自身は成田空港は決して立地の悪い場所に立っているとは思えません。いまはたった、1時間くらいで東京へアクセス出来るのです。しかも乗り換えなしで。他の国で1時間を切る空港はあまり知りません。近ければ確かに便利なのかもしれませんが、それが当たり前と言うものではないと思います。成田から国内各地に飛ぶこともできますし、本数が足りない分はまた1本で行ける羽田空港を利用することで補えます。正直、成田空港を活用出来ていない千葉県知事をはじめとした議会の戦略が足りなかったのでしょう。
千葉は、アクアラインも生かせていないし、街づくりが上手ではないのが残念ですね。海外から来た人たちは空からまず千葉ののどかな水田地帯をみて、入国します。彼らは『美しい』とあの風景をいいます。私は、見慣れててなんとも思っていなかったのですが鈍くなった感覚を反省しました。
都市づくり・街づくりは真剣に未来を見て考えるものだと思います。