この日、日記も書いてたので、それでもういっぱいになってしまって。。。おなじグループのYさんが体調悪そうなのでそれも心配。
なので思い出しながら書きます。
最初、朝早く、プレイベンの街中・マーケットの中を歩きます。街の人々がここで必要な生活用品を購入し、生活費を稼ぐ。その一部を垣間見れたかなぁ。
ドラゴンフルーツ!はじめて外側の皮付きのものをみました。
亀も売ってます。
途中、カンボジアスタッフが警察に呼び止められて色々質問されてました。結局、なんだったのかよく分からなかったけど。。。ちょっと怖かった。
その後、プレイベン州の病院を見学に行きました。一つは個人で経営している病院。ちなみにこの周辺には薬局を名乗ってる店がかなり多くあり、しかもそれらのほとんどは公認されたものではなく、ニセ薬も多くあるとのこと。国の方も、認定のある薬局しか販売してはいけないという規則を作ったらしいのですがあまり変わってないようです。なんと一区間だけで8件も薬局があるというんだから驚き。
この個人の病院に行ったときはお医者さんは他の病院のほうへいかれてて不在でした。なので奥さんがこの日は案内してくれました。入院している人もいたりするんですが、夫がいないときは医者免許のない奥さんが世話するそうで、これもやはり怖いです。免許なくてもできる技術・知識をもっているのかもしれないけど、そういう問題ではないでしょう。
また、ここには、公的保健病院にはない、糖尿病と高血圧の薬があるらしい。妊婦さんが運ばれてきたときは助産師を州病院から呼んで対応。その間医者は何もしないらしい。
なんなんだろう、このズレは。。。
この国は最近になってカルテを作るようになってきたけど個人だとないところがほとんどです。つまり既往症や家族の病歴などわからないわけで。。
その後、州保健局及び州病院スタッフ見学して意見交換会。
この病院はプレイベン州(140万人)を対象とする総合病院(CPA3)で、CPA3というのは、一番高いレベルの設備があることを意味する。歯科もあるそうです。近隣の州病院の紹介も受け入れている。 勤務体系は、3つにグループを分けて24時間体制、勤務後、2日休み。給料は、Dr.は$115, 助産師は$60, 准助産師は$50だそうです。決して高くはありません。
HIVと結核の子どもとか一緒の部屋に入ってました。 また、この病院の患者は減る方向にあり、その理由として早めの検査を勧めるようになったからとのこと。いい傾向です。
この国では、医療は農業についで国家予算が多い。また、医療とHIVは、運営・予算が別。最初に日本がファンドを募ってかなり集めたとのことでした。州病院では貧困層からは治療費を受け取らないようになっていて、全体の3〜4割が免除対象になっている。カルテは5年保管ルールがあり、HIVに関しては永久保存らしい。
この病院で、小児科、産婦人科など見られたのはちょっとうれしかった。
私は、社会的に未熟であり弱者であること、将来の希望となることなどなどな理由から他の分野より、子供たちは優先して平等であるべきという思いがあって、そういった子供たちに対する自分の気持ちを再確認できた点が大きかった。最近、自分の時間・意識をどこに注ぐべきか悩んでたところもあったんです。
小児病棟はUNICEFがいまかなり力入れているらしく、改築されてました。
医療人材の育成は、州保健局ではやらない。300人リクエストして配属されたのは40,50人というのが現状。
ここまでの打ち合わせで結構時間がかかり、遅めの昼食後、ちょっとマーケットへ買出し。
若者二人に女装をさせるべく、この時に女性の服を購入。一緒に行ったRくんが値切り交渉頑張ってて言葉の壁に負けずにガンガン行くところなどすごいなと素直に感心した。
その後、スバイアントー群保健局(カウンターパート)との意見交換。シリンジなどがダンボールむき出しのまま、保管庫に置かれている様子をみたり、スタッフが一人(私たちが見てるにも関わらず)、ずっとパソコンでゲームしていたり。。。
意見交換で分かったことは以下。
不満は仕事が多すぎること。ノルマの数値があるのでそれを達成しなければいけない。
仕事のやり方などのインプットがない。
対象は2200人。
なんとなく、ノルマを達成することで精一杯で新しい取り組みや改善・改革を行なえずにいるような姿が見えました。でもそれでもそういうことは意識して行っていかないと何もかわらないのはどこの国でも同じか。。
エリアは下痢が多くなりがちで、塩素を配ったり。別のエリアではデング熱が発生しやすい。(ちなみにインターンスタッフが後日デング熱を患ったとのこと。)
よくなっている点として、以前は発見できなかった低栄養状態の子どもが発見できるようになったらしい。うれしい。
その後、事務所に戻って食事・デザート作りにはげむ。会場も作ったり。
夜はカンボジアスタッフとの最後の夜なので交流会。
最初にお互いの国対抗の女装コンテストもどきをしたのですが、例年にない試みとのことでみんな最初からヒートアップ。そのため、一気に最後まで盛り上がったままでした。アルプス一万尺や幸せなら手をたたこうなどもやってて、本当はまとめてやるつもりだったのですがテンションの高いカンボジア人スタッフにマイクのとられ、場を奪われたりして考えて見れば本当にぐだぐだでした。
この時に、日本からの食事として、串焼き団子とプリンを出しました。よもぎ団子も。みたらし団子を醤油と砂糖など組み合わせて、片栗粉ない中で頑張っててた人たちには本当に感謝です。でも、みんなで頑張って作った作品というかデザートです。みんな食べてくれて良かったー。
この時、本当は外で宴の予定だったのだけど本当に始まる直前にいつものスコール。この国の雨季は本当に夕方から毎日雨降る!!!
ってことでこの日は振り返ることなく疲れて寝てしまったわけです。。
そして最終日へ。。。