午前中は各グループでこの村でのスタディを通して学んだこと、今後の取り組み案などを発表しました。
それぞれの班はみんな個性豊かで楽しい出来。
グループワークで発表した内容はここでは書ききれないので(まぁ、大まかに書くと、『住民の意識を変えることをゴールに置いたアプローチ』と『石鹸・手洗いを普及させる歌を考える』というテーマでした。違いを体験させるために道の不自由なコースを自転車で走らせるとか面白い。)
以下、少しまとめる意味でカンボジアの現状・感じた問題点を書きたいと思います。
農村に住んでいる人たちは高床式の家に住んでいます
だいたい犬を飼っていて、また家畜も飼っています。
各家庭に水を貯めるところをもっていて、その水は料理に使うところもあります。
決して衛生的ではありません。
トイレも不衛生です。
家畜は、家の下・高床式なので地上の空いている空間にいますし、犬は狂犬病ワクチンは打っていません。
また、家の中のゴミなどは、床の隙間から下に落とします。つまり家畜の住んでいる部分へたまっていくわけです。
各家庭のゴミもどこかへ持っていくわけではなく、裏庭で溜まっていく模様。
また、点滴の好きな国民性で、よく点滴しながらバイク乗っている姿を見ます。
片手で赤ちゃんを抱えているときにはぞっとしました。
その点滴の針すら、家の裏庭です。針からの感染リスクも日常的に潜んでいるわけです。
生活習慣は、1日3食で昼食の後、2時間ほど休憩を取るそうです。
この休憩時間に大抵の人は寝ます。
年間行事はまったくなく、村人が集まる機会はあるとはいえません。
病気のほとんどは、不衛生な水による下痢・嘔吐。
病気で困ったときには、保健ボランティアやセンター長に相談するというのが母親の意見。
保健センターが近くに欲しいとはみんなが思っている。
実際になにかあったら、保健センターではなく州病院に行く。ただし、遠い(車で2時間以上)だったり、重症になってから行くケースが非常に多い。
カンボジアの人口分布図をみると30~34歳の年代が人口が激減している。これからポル・ポト政権時代の虐殺がいかにひどいものであったか分かるとおもう。
クメール語をいままで何度か覚えて自己紹介の練習をしていたのですが文字も発音も難しすぎます。発音はもっと簡単かと思ってたけど日本語のカタカナ読みではだめっぽい。文字は曲線だらけで。。。
あと、カンボジアスタッフと村へ行って妊産婦健診と乳幼児健診を行ったことを『アウトリーチ』と呼んでいます。今までは健診でも、予防接種・駆虫薬投与・微量栄養素投与のみに集中したものだったそうです。なぜなら、保健センタースタッフはノルマの達成に追われているためです。
せっかく村を訪れているのにそれが有効に生かされていないのが現状でした。
プレイベンの事務所敷地内には、バナナやマンゴーの木がいっぱいあったらしいんですが全然気づかず。。。しまった。。。
ここでの時間(グループプレゼン)が多くかかってしまったらしく、ツアー参加者からカンボジアスタッフになげた質問に答える時間がなくなったとか。後日、日本で連絡する人のことだったけどちょっと残念です。
午後はロシアンマーケットにおみやげを買いに行く。
ここでハンモックも買った。フランスパンとか美味しかった。
その後空港へ。さよならカンボジア!
カンボジア空港にはおしゃれなおみやげがたくさん売ってる!ちょっとびっくり!自分がロシアンマーケットで買ったお土産は Made in マレーシアだったのでここでも少し購入。何人かはここでお酒を購入したらしいけどこれがあとで事件を巻き起こす。。
軽食をスタッフから受け取り、ホーチミン空港まで例のプロペラ機で移動。今回は虹みえないなぁ。
ホーチミン空港で、さらに飲み物も受け取る。帰りは日本人だらけ。9割以上日本人だったんじゃないだろうか。カンボジア人気だなぁ。その気持ちわかるぞ。
この空港で乗換えるんだけど、先程の日本人をはじめ、多くの人がいて混み合ってるので近くの椅子に座って休む。ちょうどその時、近くのテレビで洋画が始まる。なんの映画かわからなかったけどハルクか?なぜか、空港の警備員?までぞろぞろそれを見に来て椅子を占拠。
お前ら仕事しろよ。。。
さて、ホーチミン空港で荷物検査終わらせて、中に入ろうとしたところ、ツアー参加者が騒ぎ出す。
どうやら液体の入っているもの、つまり飲み物持ち込めないらしい!さっき、軽食として受け取ったジュースも、海外のだからおみやげとして持って帰ろうと思ってたのに没収されてしまうことが判明。みんなあわててジュースを飲んでいたんだけど、カンボジアの土産売り場で買ったビールを没収される人続出!まてお前ら。
自分もシナモン風味のお酒が検査で引っかかったんだけど、パッケージングされて中にレシート入れてあったので大丈夫でした。なんか、カンボジアの店員がパッケージしなかったみたいで、もう没収しかないようです。
検査員は女の人ひとりだけで検査受けてるのも私たちツアーのメンバしかいなくて、レシート見せたり交渉したけど、答えはノー。このー、冷たい態度しやがって。
でもその場で飲むのは自由だよ的なこと言われて飲むことに。みんなでわいわい集まって、カンボジアビール飲もうとしたんだけどここで問題発覚。
栓抜きがない。
で、セキュリティチェック用の機械の角をつかったりで試行錯誤した末に蓋を開けることに成功!!
しかし激しい衝撃のためか、ビールの泡が吹き出しまくり、床はビールびたし。あわてて、みんなでティッシュ出して拭こうとしたら、検査員の人がいいよやらなくてという。変なとこやさしいな。さっきは文句行ってごめんなさい。
でも、ほんとにいいのか?
この部屋ビールの匂い拡がりまくりですよ?
お言葉に甘えてみんなでビールタイム。セキュリティ検査室がまるで宴会場。場をあらしてごめんなさい。恥を曝してしまいました。
ってことで帰国です。みんな帰りはよく寝てたなぁ。充実した1週間でした。
同じ時間を共有したみなさん、ほんとうにありがとうございました。
ラベル:Cambodia