2010年10月21日

人間の心理から混合医療について考えた




モチベーション3.0の本を読んでて、ちょっと混合医療について思ったこと。(この本の感想は後日かきます。)

本の内容はあまり関係なく、この本を読みながら、人間の不合理な利益に対する感情を思考していて、ふと繋がってきたのでメモとして残しておく。


安易に混合医療で多くの不満が出るのは使えていたサービスが使えなくなったことにより、つまり、『あったはずのサービス』が消えたことに対する要求が発生したと考えてみた。

人間は、心理的にあったものを失うことの方が、何かを手に入れることの方が受け入れにくい。それは多くの研究から知られていることだ。
一般的な感覚として、保険適用な診療が、保険不適用な診療と組み合わせることで保険適用の診療まで適用外となってしまうのは違和感があるだろう。


でも少し別の要素もあるようだ。


つまり、自分の視点や短期のスコープでのみ考えて、未来の社会について想像ができていないことが考えられる。私もいつも反省させられるのだけど、自分の知らないことに対しての想像は容易ではないし、つい何もないかのように飛ばしてしまったりする。


そういう、まだ現実にないことを想定・将来の展望を持つことが制度を考える上では重要になる。


医療費が国の財政を逼迫していることは知られていることだと思う。そして今後、医療費はますます増加する方向にある。
もし、混合医療が容認されると、保険適用数は今より増えるため結果として医療費は増加する。国がそれに乗じて、医療費削減のために、採用頻度の少ない治療方法を保険適用から除外していくことは考えられるし、健康保険による医療提供は最低限のものになる可能性が生じることになる。


上記の可能性があり、今まで多くの医師会・医療業界の団体が反対していたとのことを去年だか結構前に講演で聞いたことがある。

ここで興味深いのは反対しているのは患者側である一般人ではないという点だ。

日本国内の医療の相場は世界に比べれば安いと言われている。実際、海外旅行に行くときは虫歯は日本で治しておけと言われることからも推測できる。盲腸の値段の高さなどもよくネタとして使われているのを聞くし。正確な価格などはGoogleさんとかが親切に教えてくれる。

ここで、保険診療が安く抑えられているため、企業側もその価格に合わせる必要があり、そのため売れば売るほど、赤字になる製品もちらほらでたりする。

混合医療が容認されれば、企業は自由に設定できるようになり、利益は増すと想定できる。本来、業界側が喜ぶことなのではないだろうか。

なのに、混合医療を反対してるのは医療の平等以外に何か見落としている点があるのだろうか。

なんであれ、私は混合医療については安易に容認するべきではないと考えている。ただでさえ所得格差が広がり、さらに、低所得者層の声は届きにくくなっている。

医療費や福祉に必要とされる予算の増加を抑え、不要な支出を抑える策を(っていつもどこかで言われてるのだけど)無理やりにでも実行する方が先なのでは。

つまらないオチで申し訳ないので話題を変えてみる。

話違うけど、法人税下げるとその分の税収どうするの?って意見は、へ理屈は分かるけど、海外の企業が日本に入ってきたり、研究が進んで技術力向上することで国が発展することも予想できるし、もう少し、先の結果を予測した会話ができないのかなと思う。

少なくとも、"空いた分の穴埋め"的な表現はよくない。

シンガポールがいい例です。

仕事の効率は見た目では落ちるけど、多くの視点を持ちたいなと思った。


posted by maplewine at 19:43| Comment(0) | TrackBack(0) | freedom | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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