英語の勉強というより,むしろ読み物として十分面白い本だった.アメリカと日本の感覚の違いを色々具体的な例を示して書かれています.
例えば,以下の文章.
『ベビー・ブーマーたちとアメリカ』
アメリカの理想を,言われたとおり一番最後まで信じていたのは,ベビー・ブームの子供たちだったが,1960年代に入ると,少なくとも,アメリカは『善』であることだけは信じてきたその若者たちは,『悪』に直面した.自分の親の典型的な人種差別や,ケネディ大統領の暗殺,ベトナム戦争などで,ベビーブーマーの純粋な信仰が完全に裏切られた.
精神的に大変なショックであった.しかも,失われた理想の代わりになるような精神文化はアメリカにはなかった.若者にとって,現実は見るも悲しすぎて,一種の現実逃避で,皆何とか子供の頃のイノセンスに戻ろうとする.
マリファナやLSDなどの力を借りれば,もう一度子供の目でモノを見ることができるということに気づき,その類のドラッグが爆発的に流行った.そして,鈍くするだけだと感じられるアルコールを...<後略>
ベトナム戦争の落とした影,アメリカ人にとってのドラッグの感覚などこういった話から想像できたりします.
まだ読めてないところあるので時間作って最後まで読みたいところ.
この前の日本人の英語は,もっと英語を理解するにはとても良い本でおすすめです.
また,時間があったらこちらの本も紹介したいと思う.