2011年12月26日

THE FUTURE TIMES #01を手にとって

創刊号をたまたま,JINS PC 眼鏡を買いに行った店に置いてあって手に取りました.

手に取った理由は,いわゆるこれから向かうカフェで行う仕事をしたくないという現実逃避ふらふら

視界に入った瞬間,岸野真生子さんの表紙の絵が好みでそのまま「おっ?」と持って行きました.
http://www.thefuturetimes.jp/archive/no00/no01/
flickr_number.png
http://www.thefuturetimes.jp/lib/01_top/cover01.jpg

これ,編集長はASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル&ギターの後藤正文さんでした.
どおりで紙面に出てくる人の中に,音楽アーティストの方が多かったりしてるはずだ.個人的には,the HIATUSの細美武士さんがコメントを書いていたのが嬉しかった.最近,HIATUS聴いてないなぁ.


多くの方に読んでほしい「言葉」がこのフリーペーパーに多く綴られているのですが,ここからは,特に気になった文章を以下に記述します.
岩手県住田町町長 多田欣一 LIFE311


木造仮設住宅を作った人.低炭素社会 + 地産地消の資源を使う意味でもいいなと思いました.


「そこで私は中国に住田住宅を建てたいと思ったんですよ.ところが日本の杉や檜は中国の規格にない.柔らかすぎて強さがないと考えられているんです.…そうしているうちに四川省でも大地震が起こりました.ハイチ,ニュージーランドでも震災が続いた.そこに日本の杉や檜で仮設住宅を1000棟,2000棟建てれば,すごい支援になるだろうなと思ったんですよ.不要になっても,解体して焚き火にでもすれば,産業廃棄物は残らない.日本にはこんないいものがあるのに,なぜ石油製品で作ったものを支援として送り出そうとするのか,私は納得できないんですよ.日本の最大資源は水と木だと思います.しかも持続するもの.」



この廃棄後の方法まで考えると,木造仮設住宅の柔軟性のメリットはかなり強く感じますね.



・長く厳しい東北の冬にぬくもりを


『LIFE311プロジェクト』ではペレットストーブを木造仮設住宅に設置するように進めています.この支援も受け付けているようです.

more treesは、東北地方太平洋沖地震の被災地支援プロジェクト「LIFE311」をスタートさせます。私たちは、被災地周辺の地域産材を活用した木造仮設住宅を、被災地に暮らす人たちとともに作ります。東北の森のリソースを活用しながら、被災地に新しい雇用を生み出します。外部からの支援だけではなく、地域の力で地域を復興していくための支援を実行します。自治体、業界団体、企業、生活者にいたるまで、あらゆる方面のネットワークを構築します。「働」を生み、「住」をつくり、そして失われた「LIFE」を再生します。





・建築家 坂口恭平


「働くという行為を,もう少し変化させたい."稼ぐ"ということだけじゃない世界を作るのが重要です.お金で何でも買うこと,労働という仕組みを解体したい.家賃や食費,光熱費のために仕方なく働くのではなく,自分の頭と身体だだけを使い,全てを自分で決定するのが本来の仕事」





・福島からの言葉


「原発については,必要な地域に建てるべきだと思うんです.<中略>その土くらいは東京にかえしたらいいんじゃないかっていう人もいっぱいいます.」


福島の声については,サイトからも見ることが出来るようです.
http://www.thefuturetimes.jp/archive/no01/fukushima/



・視線と未来 細美武士


「今って,東京に住んでいると受動的な活動が9割を占めている気がしていて.たとえばテレビがうみ出した新しい企画を見ていても,見ている自分は何も生み出してはいないじゃないですか」




「ゲームでボスと何回戦っても勝てなかったのに,1回勝てたら,次から簡単に勝てたりするじゃない?イメージ変わるんだよね.それと同じで,この国は良くなるって思っていれば,きっと良くなるし,ならないと思っていたらならない.だから,行きたい方向をちゃんと見たほうがいいんじゃないかな.見てないところに行けるはずがないから」



面白い表現だなと思います.最近学んだ,教育論のような方法でも,やりたいこと,なりたい姿になった前提で状況を具体的に浮かべてもらってからそこへたどり着くステップを考えたほうが実行力が高まるということを学びました.未来をイメージしよう.


最後に編集長から.

・未来について話そう 後藤正文


「もう一度同じ場所にすむのか,住むことが出来るのか,あるいは別の場所に町ごと移転するのか,このような大きな問に対して,地方自治体はなかなか答えを出せないでいるように感じます.そして,なにより政府の支援が行き届いているのか,支援が実際に存在するのか,それすら疑ってしまう風景がそこにはあります.そのような状況の中で確かに芽吹き始めている希望の種を探すこと,そして種を育てる土について考えることが,創刊号の取材のテーマでした.」




「ぼくらはいつか死ぬ.無条件に全てを失うことが確定している.それなのに,どうしてこんなにも何かを欲しがるのだろうか.失ったりなくしたりすることに寂しさを覚えるのだろうか.」


「このLOSTという曲も同じく,生きること,失うこと,不可分な二つのテーマについて歌った曲です.震災の前年に歌った曲です.」



この言葉に刺激を受けて,short.ver だけでは物足りなそうで,視聴する前にサイトで購入しました :)
posted by maplewine at 22:59| Comment(6) | TrackBack(0) | Peace | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Posted by アバクロ カップル at 2012年03月20日 19:02
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Posted by 86代行 at 2012年11月16日 10:35
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