今年の2月に陸前高田市に行ってきました.
行った理由は復興支援を行うためですが,
・”冬”という時期の作業困難性を理解する
・この時期はボランティアの数が足りていないと予想(実際に調べた限りでは足りていなかった)
・今後来る春以降,要は震災後1年を迎え,今後どのような支援ができるのかを考える
など,ゴニョゴニョ考えてて,この時期にどうしても現場の状況を見たかったというのもあります.
ブログに書くのが遅くなったのは,単に怠慢というか,他にやるべき作業が多くてそちらを優先していました.
今回の行動範囲は以下の地図ような感じです.
より大きな地図で Rikuzentakada_Feb2012 を表示
当日は,かなりの悪天候で朝から大雪でした.ただ,風がそんなにないのが幸いです.
また,今年(2012年)のその時点の最高人数がその日は集まったそうで,中止にしたいが,遠方から来ている人達が多いので少しだけ作業を行うという方針になりました.天候と相談だったのですが,結局お昼前に止まない雪のために作業中断でした.
朝の写真.
作業の様子.
線路内,及び付近にある瓦礫の撤去です.今回も本来家の中にあるはずのものがたくさん出てきました.食器や洋服などです.私は,カセットテープを拾い,それはそのまま運営スタッフの手に委ねました.中身は分かりませんが,持ち主が大切にしているものかもしれませんし,そういう記録として扱われるものは回収されます.
雪が本当にひどく,撤去した量はそれなりにあったのですが,除去した場所にはすぐに雪が積もってしまい,ふと頭をあげると「どこを作業したんだっけ?」と分からないくらい,あたり一面真っ白になります.
寒さが辛いということはあまりなかったのですが(軍手だけだったので手は結構きつかった),作業成果が見えづらいというのはなかなかシンドイ.
お湯がでる洗面所.かなり助かりました.
震災前の写真が展示されていました.
今回は,参加したバスツアーのスタッフの計らいで,余った午後の時間は様々な被害場所を見せてくれました.(実際,時間があまって困っていたこともあるかと思いますが).
その中で特に衝撃的だったのが気仙沼の現状でした.まだ,船や車などが陸地にあがったまま.バスの窓が曇っていたり,単なる通過だったので写真としてお見せできませんが,雪が激しく降る景色からもいまだ復興には程遠い様子が理解できました.
前回陸前高田市に行った時のブログはこちら.