この時期はiPad3 が噂されていたころで,Retinaディスプレイが採用されるのではないかと噂されていました.
タブレットがほしいならiPad を買えばすむ話ですが,以前,初代iPad を購入した時にその重さから持ち運び及び,電車の中とかで電子書籍読むにはつらいなと感じてしまいました.
iPadは,バッテリー自体は結構持つのですが,その眩しさから目が疲れるという意見もあります.
視力が落ちるのは嫌ですし,目は大事にしたいところ.
パソコンの画面見過ぎによる目の疲れを少しでも軽減したいという思いから,目の保護を目的としたメガネを購入したわけですし,出来るだけ目のストレスを弱めつつ,読書に勤しむというわがままな状況を作りたいのです.
参考: "JINS PC メガネ買ってみた"
http://in.shappi.org/article/242101430.html
そんな中,Sony Reader / キンドル のように読書特化デバイスに用いられているペーパーインク方式は目に優しく疲れにくいとのこと.軽いしバッテリーも長持ちということで試してみようかなと心が動き始め,購入したのが上記製品,Sony Reader PRS-T1 というものです.
選んだ理由は以下.
a. デザイン性 (なんかキンドルだと安っぽく見えて..)
b. 軽さ (どこでも持ち運べて読書ができる,電子書籍をもっと読む時間を確保したかった)
c. ペーパーインク方式(眼が疲れない,)
d. wifi 対応 (必要な時にネットに接続して情報を取得できる)
e. SDカード対応 (たくさんの本や音楽を持ち運べる.音楽はそんなにこれでは聴かないですが..)
f. 音楽が聴ける,写真がみれる.
が上げられます.
目的は読書ですが,何より英文を読む機会を増やしたいと考えていました.
(ちなみに,今現在,使ってみて,SD-card / wifi の必要性はあまり感じてません.モノクロデバイスに写真入れないし,音楽も今のところ聴きたいというシチュエーションに遭遇していません.※)
Instapaper というサービスを使えば,ここに登録したサイトの文字情報をepub に固めて保存することができます.
また,sphinx (おもにソフトウェア業界の人間に相性がいいものですが)を使えば,自分でまとめたドキュメントもepub 形式にして読むことができます.
epub 形式は割りと読みやすそうで動作も軽快かなと思ってたので,Sony Reader で読むには相性がいいのではと期待していました.
ちょっと調べた限りでは,epub3 に対応していると日本語の縦書きにも対応されるとのこと.でも当時のSony Reader では対応されていなかった気がします.ただ,英文に触れる機会を無理やり使う環境を作るためにはちょうどいいかなとも考えていました.
(いまは,OSがバージョンアップして,epub3 に対応されたと聞いたことがあります).
このSony Readerですが,国によって販売されるタイプが異なり,今回購入したPRS-T1 は,日米欧などで販売されているのですが使用出来るフォントが異なったりします.
日本で販売されている端末は,日本語が読めることはもちろん,辞書も日英・英日対応,国語辞書もある(?)などで割りといい機能が多いです.
ただ,米国で販売されているものは価格が約半分の1万円で購入できるようでした.
で,悩んだ結果,英文読むのが目的だし,日本語は表示できなくてもいいか,思ったほど使えなかった時にショックを受ける大きさの小さい価格とか,root 化(別記事で記述予定.)というハッキングができるのでそういう遊び方もできそう!と思って,米国モデルを購入しました.
以下は,購入してからの感想です.
・思ったより読みやすい.
・wifiに接続できるけど,いちいち動作が重いので本当に非常用という感じ.
最悪,Gmail でメールチェックとかできることを確認しました.
・バッテリー長持ち
・日本語全く読めない.文字化けする.(PDFやホームページとかは大丈夫でした.)
わりと満足,でも,使ってるうちに日本語epub も読みたいなぁとの思いが強くなって来ました.
特に"Calibre" というアプリ,これはニュースサイトから情報を自動取得,epub方式で保存してくれたりします,の存在を知ってから,日本語の情報も取れるのでほしくなってしまいました.
ってことで,root 化してみるか!
追記:
epubについて.
日本語は全く読めず.英語は問題なし.どうやら,kindle とかでも日本語epub は読めたり読めなかったり.
日本で販売されているSony Readerなら読むことが出来る気がしますが,手元に無いのでわかりません.
2012/3/30 に,Sony から日本モデルはOS のアップデートが発表されました.
これによって,epub3.0 (大きなトピックは縦書き対応)がサポートされるようです.
※せっかくなので,SD カードに音楽ファイルをいれて聴いてみました.
普通に聞けるし,アルバムアートワークも表示されます.歌詞はでないようです.ページ送りキーで曲の再生を前/次の曲に飛ばします.音量は,タッチパネル上で調整します.
本を読みながら音楽聞けることも確認.やってみると結構ハマるかも.
そのうち,epubで,該当ページの時に流す音楽とか定義できたりするのかなぁ(もうある?epub形式の特徴を理解していないのでどのようなことが出来るか知りません.).