2013年08月10日

「直球勝負の会社」読みました

暑い日が続きますね。。

数ヶ月前に読んだ本ですが、記憶が薄れる前にメモします。



この本はとても読みやすく書かれています。
著者はライフネット創業者の出口 治明氏です。
読みやすさはもちろんですが、内容も色々洒落ているというか、なぜ出口さんがそのように考えるに至ったのか親切丁寧に説明されていて分かりやすいというのが特徴の一つ。

その中で私がオススメしたい理由は、いま市場に多く出ている「ベンチャー会社創設記」のような本の中で、ベンチャー企業創業者が60歳を迎えた高齢(失礼に聞こえたらすみません)の方の視点を通して描かれたものだからです。
多くのベンチャー企業の特徴としては、創業者、CEOの若さが一般的かと思います。でも、著者の出口さんは違います。定年まで働いたら後は引退して自分の趣味に没頭するかとおもいきや、会社を設立。
キャッチコピー(笑)が、
「戦後初、独立系の生命保険会社をつくった男。 」


書籍の中ではそれまでのご自身の経験から感じていた課題を解決すべく新しいスタートを切り、会社を伸ばしていくまでの過程が描かれています。
ただでさえ多くの経験を積んできた人生の先輩方から学ぶことは多いのですがそのなかでさらに長い間業界の慣習となっていたものを打ち破ろうという意志と行動力。
自分も頑張ろうという気持ちにさせられます。

本の内容は多くの面で共感できるし,こういう会社で働きたいなと個人的には思えたので採用情報までみてしまいました.(笑)
この書籍を読んでいたときは、転職活動中だったのです。(いまは無事終わりました。)

この著者のすごいところの一つはメモ帳を持ち歩くのが好きではないという理由で、すべて記憶の中から今回の本を作り上げていった点。いまは何でもパソコンやスマフォ上に保存するようになっているが,まったく逆方向の強みを持っている点がすごいなと。

この会社のユニークさを表す例として、事務部門社員のブロクより抜粋します。
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私がはじめてネットライフを知ったとき、
資本金は5000万円だった。

当時会社の同僚と
「ハーバードだかなんだか知らんけど、こりゃ本気じゃねーよ」
と言いあった。

私がはじめてネットライフを訪ねたとき、
やや薄暗いビルの郵便ポストには
「ネットライフ企画」と書かれた
ちょい汚れたラベルが貼ってあり、

狭いオフィスには、狭くて
岩瀬さんと出口さんしかいなかった。

「本当に保険会社になるのだろうか。ここ」と思った。

私がネットライフ企画に行くことを上司に伝えたとき、
「それって代理店?」と言われた。

さらに、「こんな時期(不払い問題)に
そんな会社に免許がでることは絶対にない。
やめるべきだ。そんな時期に辞めるお前は無責任だ。」
と言われた。

私が会社を辞める時、送別会で
「どうしてそんな会社に応募したんですか?」と聞かれ
「ブログで募集してたから」と答えると
「そんないい加減なのでいいんですか!?」
とまたあきれられた。

私が会社を辞める時、父と母は
「あんた東京でなんばのぼせとっとね!」
と電話口でさんざん怒鳴られた。

・・・・・とまあ、いろいろあったのだが、
こうやって予備免許をもらえた。

これは本当にほんとーに素晴らしくって凄いことです。
いやー、よかったよかった。
なにはともあれよかった!
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引用元:
http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&ved=0CDIQFjAA&url=http%3A%2F%2Fwww.clb.law.mita.keio.ac.jp%2Fpls-committee%2Fmitasai%2F20111120deguchi_mitasai.pptx&ei=q2slUcecEs63kAXFmICIDQ&usg=AFQjCNHgULxtNqbMetQhI3ir3FQ4Gt3Z1Q&sig2=p15N1IpNqERh3j7eq_qyBw&bvm=bv.42661473,d.dGI

このノリで決めてしまうような人ばかりだとすると、不安になる会社ですがきっとこういうキャラクターも受け入れるような温かさが会社の中に育まれているのでしょう。


以前から色んな企画(入るプランを鳩に選んでもらうやつとか)を面白く読んだりすることで、ファンになり、
生命保険、自分は入ってないのですが、入るならライフネット生命にしようと思っていましたが、この本を通してまた思いが強くなりました。(洗脳されやすいな)

余談ですが、最近、Redmineを使わない環境になってしまったので最近は技術やプラグインを追ってないのです。またそのうち再開、自分でもプラグインを作ってみようと思っているのですが、行動は涼しくなってからですね。
ラベル:impression Book 保険
posted by maplewine at 12:04| Comment(0) | TrackBack(0) | book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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