あらゆる国にかならず存在し、現在ほとんど(※1)が廃棄物として処理されているもの、それがう◯こ。
ある人がふと思った。「この共通性を利用して何かが出来るのではないか」
そこで近くの人に話してまわりました。
「これは将来絶対価値が出る。なぜなら世界共通でどこにでも存在し、同様の価値を持つため交換通貨として有望だからだ(※2)」
そのうち、この話を信じた人の中から交換所を立ち上げる人が出てきました。
「う◯こ 1kgにつき、人参1本と交換だよ!」
そのうち、
「う◯こ 1kgにつき、今日なら2円と交換だ!」
と現金と交換する交換所まで各国に現れました。
この換金性と国をまたいだ交換の利便性に目を付けた人々は一斉にまわりのう◯こを集めだしました。
一気に街は綺麗になりました(例えばパリの街)。
う◯こが手に入りづらくなった人々は考えました。
「なければ、自分たちで作れば良い」
人々は多くの食事をし、大量のう◯こを生み出しました。
大量のう◯こを換金し、一部の人々は体とともに懐も肥えました。
そのうちう◯こを盗難する人が現れました。
こうなるとう◯こには価値があると思い込む人が加速度的に増え、交換所における価値は日に日に増していきました。
影では、食事を提供するレストラン、さらにはそのバックエンドである農家の人たちも潤っていきました。
このう◯こに対する過熱感が上昇するとともに、当然食料消費量も上昇し、食料の供給が追いつかず、農作物のインフレを引き起こしました。
取引を拡大するために大量の食事をし、大量のう◯こを生産する。
人々は太り続け、ついに家から出られなくなる人が出てきました。平均寿命の低下も明らかです。
そこで政府は規制をかけました。
う◯こ取引に税金をかけることに決めたのです。
さあ、どうなる今後のう◯こ。
※1. 実際は、汚物を堆肥に変えたり、発酵させたガスを利用したり、さらにはバイオマス発電に利用したり
さまざまな活用事例はあります。
※2. 実際は時間とともに劣化・損失するため、価値を持ち続けるのはこの例だと難しいですね。
※3. う◯こは物理的なものなので実際の交換には輸送コストが掛かります。なので実際には難しいですね。これもって外国に行くために飛行機乗り込むとか捕まりそうです。
ビットコインは、取引に対しての処理アルゴリズムがあるのでもっと複雑ですが、価値がもともと0ってところだけで上記のような駄文を妄想してみました。
それじゃーね